6月19日札幌での防衛問題セミナーに参加

投稿者: 恵庭支部連合会

北海道防衛局主催の第46回防衛問題セミナーでした。新たな「防衛3文書」の説明と「北海道の新たな防衛体制」と題して行われました。講師は、飯島防衛省防衛政策課長と木之田方面総監部幕僚副長でした。

その内容の一部を紹介します。

Ⅰ 防衛力を抜本的に強化する背景事情

Ⅱ 新しい戦い方に対応するための課題(弾道ミサイル、宇宙・サイバー・電磁波、情報を含むハイブリット戦)

Ⅲ 我が国の防衛力の抜本的強化(①スタンド・オフ能力、②統合防空ミサイル防衛能力、③無人アセット(無人装備品)防衛能力、④領域横断作戦能力、⑤装備品の開発・生産の基盤強化)

Ⅳ 人的基盤の強化と衛生機能の変革

Ⅴ 今後5年間で必要な経費の配分内訳

Ⅵ 概ね10年後における各自衛隊の体制(各自衛隊今後配備する主な部隊)

これが説明の主要内容です。この最初の5年間は、現有装備品の有効に活用するため、可動率の向上や弾薬・防衛施設の強靭化に尽力とスタンド・オフ防衛能力(遠距離から対処)、無人アセット防衛能力の強化を図る。とのことでした。

日本の外郭防衛能力はこれまで全くの異次元の強化ができるものと大いに期待できた。我々現場から見ると、侵略された後の反撃能力の向上も同等に必要と感じます。これまでGDP1%のため、削減されてつづけた普通科兵力・戦車・火砲の戦力は、300両・300門ままであり、ウクライナの二の舞を踏むことになると懸念します。政治では解らない部分です。また隊員の手当も不十分(演習・当直・災害派遣手当など)、公務死亡災害の保障、防衛法制特に交戦規定問題、などなどさらに踏み込んで改善していくことが一杯あることが感じられ、これまでと同様声を出すことが必要と感じました。(篠原)

詳しい文書は篠原が持参しておりますので(090-2058-1718)に問い合わせください。